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KISS AND MAKE‐UP―ジーン・シモンズ自伝
ジーン シモンズ
シンコーミュージック 刊
発売日 2002-03
価格:¥2,940(税込)
オススメ度:★★★★★
真実はここにある! 世界でもっともホットな1冊。
奇抜なメイクにコスチューム、そして反抗的な態度をひっさげ、KISSは今から30年前に衝撃的にロック界に登場した。8000万枚以上のレコードを売り、エルヴィス・プレスリー、ビートルズらが持っていた、コンサートの観客動員記録をいたるところで塗り替え、ゴールドレコードの数は、ビートルズに続き、世界第2位となる。また、2500以上もの著作権を生み出した。
乱暴者のスター、ジーン・シモンズ。彼なしでKISSの成功はあり得なかっただろう。彼は、とてつもなく長い舌と数々の性的偉業、そして悪魔のようなメイクで自身をロックの偶像に仕立て上げていった。かつてはラビになるために勉強していたイスラエルからの移民少年が、どのようにロックに出会い、ロックスターになっていったのか。『Kiss and Make-Up』には、ワイルドでショッキングで信じられないようなストーリーがあふれている。
ジーン・シモンズは、イスラエルのハイファ出身で、本名をチャイム・ウッズという。ユダヤ人収容所の生存者であり、強い意志を持った母親のもとで愛情豊かに育ったハイファでの幼少時代、ブルックリンのユダヤ系テクノロジーセンターでラビになるための勉強をしていた青年時代、彼を魅了した漫画をはじめ、スーパーヒーロー、カウボーイなどのアメリカ文化、そして、エド・サリバンショーでビートルズを見たすぐ後に、ロックバンドを始めるきっかけともなった、女の子やセックスへの関心。これらを、ジーンは生き生きと細部にわたって語ってくれる。
『Kiss and Make-Up』は、移民少年の目を通したアメリカンドリームのような古めかしい話ではない。彼らが世界一ビッグなバンドだった1970年代に始まり、悪魔のメイクを落とした1980年代、さらにビッグに、クールになってカムバックし、世界一のツアーバンドになった1990年代にいたるすべてを網羅した、興味をそそる、陽気なロックンロール物語である。
またジーンは本書で、数多くの女性たちとの関係、KISS創設者のポール・スタンレーと結ばれた強いきずな、脱退していったエース・フレーリーやピーター・クリスとの確執、新しいメンバーや時期尚早に死んだエリック・カー、地獄の軍団KISSを愛し続ける世界中のファンへの感謝、シェールやダイアナ・ロスとの関係、プレイメイト・オブ・ジ・イヤーであり、彼の息子と娘の母親であるシャノン・ツイードとの18年にわたる愛の生活、その他さまざまなことについて触れている。
『Kiss and Make-Up』には、ジーン個人所有の本邦初公開の写真を含む、数多くの写真が掲載されている。本書において、初めて彼は複雑な人間性を持つ多くの顔を披露した。息子、ロックスター、俳優、レコードプロデューサー、ビジネスマン、女たらし、献身的な父親、そして本書の著者である彼の素顔を。
さくさく読めました 2004-06-30
私は「KISS」の音楽しか聴いたことがありませんでした。特にジーンシモンズがお気に入りというわけではなかったのですが、読むと「KISS」自体にすごく興味が湧き、今までよりも更に興味深くCDを楽しむことができるようになりました。ただ単に奇をてらったバンドではなかったのですね・・・(^^; バンドとしての浮き沈みも克明に書いてあり、その裏で何が起こっていたかも私たちには初めて知る事実であり、読んでいる途中でやめる事ができなくなる1冊です。
言われているようなスキャンダラスな内容ではない 2004-05-13
ジーンとエース&ピーターの確執は知っていたがやはり、なぜ、という気持ちは拭えなかった。いくら新しいメンバーの在籍期間が長くなったとしても4人で走った初期の5年は他と比べようがないからだ。ようやく再結成を果たしたオリジナルキッスがまた別れてしまった理由も感情的に理解するのは難しかった。私はジーンシモンズという人間を(一部政治的信条を除き)絶対的に信頼しているが、なぜピーターをなぜエースを切らなければならなかったのか、ジーンの真意を測りかねていた(特にピーターの単純な笑顔を見る時...)。この点に関して書かれていることは、けして二人についての悪口のたぐいではなく実に単純明快で理路整然としたジーンの答えだ。また、どうやら数千人に及ぶであろうジーンの女性遍歴もジーンの言葉で聞くと彼の人間性をなんらそこなうことではない。むしろ、何人かの大切な女性について触れた部分から、ある時期からジーンの表情や物腰に現れていた「慈愛」のようなものの訳が読み取れるような気がして興味深かった。
素直に面白いと思えた一冊でした 2002-05-23
届いてみるとなかなかぶっとい本で驚きましたが、けっこう一気に読めてしまいました。特にジーン・ファンではない私が面白かったので、ジーンのファンの方にはまた感動もひとしおではないかと。シャノンのことを「女神と暮らしている」とか、子供が産まれた時の話なんかは、「なんか・・・この人っていいなぁ」なんて思ってしまいました。KISSがどうのという話よりも、ジーンの人となりを楽しむのに良い一冊のような気がします。メンバーの話もそれなりに出てくるし(あまり良い話はないですけれど)、楽しめる一冊ではないでしょうか。この値段さえ我慢できれば(^^;)
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この記事は2006/8/2に作成しました。